3行まとめ
注文、アカウント情報、サポート履歴、サービス履歴、車両使用情報、Supercharging履歴など、Teslaアカウントに関連する一定のデータを確認します。
通常録画はTeslaに共有されないものとして整理し、車両、USBドライブ、Dashcam Viewer側を確認します。
データ準備には最大30日、準備後のダウンロード期限は7日です。アカウント削除は取得とは別の操作として扱います。
まず「Teslaに請求するもの」と「車両側で見るもの」と「削除前に保存するもの」を分けると、手続きの取り違えを避けやすくなります。
- Teslaのデータ取得リクエストは、Teslaアカウントに関連する注文、アカウント情報、サポート履歴、サービス履歴、車両使用情報、Supercharging履歴などを確認するための手段です。
- DashcamとSentry Modeの通常録画は、Tesla公式ページ上で「Teslaに共有されない」と整理されています。録画を見たい場合は、取得リクエストではなく車両、USBドライブ、Dashcam Viewer側を確認します。
- データの準備には最大30日、準備後のダウンロード期限は7日という別々の時間軸があります。アカウント削除は取得とは別の重い操作なので、必要な書類や履歴を先に保存してから判断します。
Teslaの2026.20系ソフトウェアでは、更新トラッカーや専門サイトでDashcam Clip Encryption、Grok、Parental Controlsなどが大きく扱われています。ここで大事なのは、話題になっている機能そのものをすぐ断定することではなく、読者が自分の車両、アカウント、USB、Teslaアプリのどこを見ればよいかを分けることです。
本稿では、Tesla公式のデータ取得ページ、Customer Privacy Notice、Vehicle Safety and Security Featuresをもとに、Teslaに請求できるデータと、車両側でしか扱えないデータを整理します。Tesla Watch JapanはTeslaおよび関係会社とは非提携です。この記事は製品・サービス情報の確認ガイドであり、法律相談や投資助言ではありません。
データ取得リクエストは何を解決する手段か
Teslaのデータ取得リクエストで、アカウントに関連する注文、登録情報、サポート履歴、サービス履歴などを確認します。
Teslaから取り寄せる手続きではなく、車両、Dashcam Viewer、USBドライブ側で保存状態を確認します。
Delete Accountは取得リクエストとは目的が違い、車両、エネルギー製品、書類、領収書へのアクセスに影響します。
データをダウンロードしても、Tesla側のデータ削除にはなりません。取得と削除は別の判断として扱います。
Teslaのデータ取得リクエストは、自分のTesla Accountに関連してTeslaが保管している一定のデータを確認するための入口です。公式サポートページでは、利用可否が地域によって異なること、本人確認後にデータが整理され、準備完了後にメールで通知されることが説明されています。
日本の読者が最初に分けたいのは、次の3つです。
| 目的 | 見る場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| アカウントやサービス履歴を見たい | Teslaのデータ取得リクエスト | すべての車両内データが返るわけではない |
| DashcamやSentry Modeの録画を見たい | 車両、Dashcam Viewer、USBドライブ | Teslaから取り寄せる手続きではない |
| アカウントを消したい | Delete Account | 車両、エネルギー製品、書類、領収書へのアクセスに影響する |
取得リクエストで見に行くデータ
根拠: アカウント関連データを確認する
Tesla公式サポートは、取得できる可能性のあるデータとして、注文詳細、アカウント情報、カスタマーサポート活動、所有期間中のサービス履歴、車両使用情報、安全イベント、インフォテインメント設定、モバイルアプリ使用情報、Supercharging履歴を挙げています。
ここで「可能性のある」と読むことが重要です。Teslaは、データが個人やアカウントに関連付いていない形式だったり、Teslaが復号できないエンドツーエンド暗号化形式だったり、そもそもTeslaが保存していなかったりする場合には、標準リクエストで提供されないと説明しています。つまり、取得リクエストは「Teslaが保有する自分関連の情報をすべて一括で取り寄せる手段」ではありません。
DashcamやSentryはTeslaから取り寄せる対象ではない
注意点: 録画は車両・USB側を先に見る
DashcamやSentry Modeの録画は、事故やトラブルの確認で真っ先に思い浮かぶデータです。ただしTesla公式サポートは、Sentry Mode camera recordingsとDashcam camera recordingsを、標準の表で「Processed directly on vehicle by default」「Not shared with Tesla」と整理しています。
さらにFAQでも、Sentry ModeやDashcamの録画は、Teslaに送信されないか、Tesla Accountに関連付かないため、Teslaから提供できないデータとして説明されています。ここを誤解すると、「データ取得リクエストを出せばDashcam動画が返ってくるはず」と期待してしまいます。通常の録画確認は、車両のDashcamアプリ、USBドライブ、Owner’s Manualの該当手順を見る領域です。
削除リクエストとは目的が違う
条件: 削除前に保存する情報
データ取得リクエストとアカウント削除は、同じプライバシー導線に見えても目的が違います。取得は、Tesla Accountに関連するデータを確認する操作です。削除は、Tesla Accountと関連データを消す操作です。
Tesla公式ページでは、削除前にすべてのアクティブなTesla製品をアカウントから外す必要があること、削除後はTesla車両やエネルギー製品、サービス、書類、明細、領収書にアクセスできなくなることが示されています。未払い残高、試乗予約、紹介リンクにも影響があります。問題解決や整理の第一歩として削除を選ぶのではなく、必要なデータと書類を先に保存し、取得と削除を別の行動として扱うべきです。
Teslaアカウントから取得できるデータを一覧で読む
取得できる形式や範囲はデータの種類によって変わります。準備後のダウンロード期限も別に確認します。
Teslaのデータ取得ページで見るべきポイントは、データの種類、返ってくる条件、返ってこない理由、ファイル形式、期限です。表にすると、期待値をかなり整理できます。
| データ種別 | 例 | 返る可能性 | 先に確認したいこと |
|---|---|---|---|
| アカウント情報 | 登録情報、注文、製品情報 | 高い | 対象アカウントでサインインしているか |
| サポート、サービス履歴 | 問い合わせ、修理履歴、所有期間中のサービス | 高い | 所有期間やアカウントとの関連 |
| 車両使用情報 | 信号値、VIN、タイムスタンプなど | 条件付き | 安全イベント、修理、同意、問題調査の有無 |
| 安全イベント | 衝突、エアバッグ展開、自動緊急ブレーキなど | 該当時 | Dashcam/Sentry通常録画とは別物 |
| モバイルアプリ利用情報 | Tesla appの利用分析 | 条件付き | Tesla公式アプリと第三者アプリを分ける |
| Supercharging履歴 | Supercharger利用履歴 | 該当時 | 第三者充電ネットワークとは扱いが違う |
| EDR情報 | 対応地域や車種でのEDRファイル、PDF | 該当時 | 管轄、車種、重度衝突時の別手順 |
アカウント、サポート、サービス履歴
確認項目: 所有期間とアカウントの関連
Tesla Accountには、注文状況、登録情報、保証や各種書類、Supercharger履歴、支払い方法、車両識別番号、サービスプラン、Connectivityパッケージなどが含まれる場合があります。Customer Privacy Noticeでも、Tesla Account、購入・注文情報、カスタマーサポート活動、サービス修理履歴が個別に説明されています。
中古車や複数オーナーの車両では、ここを過度に広げて読まない方が安全です。Teslaが標準で提供するのは、自分のTesla Accountに関連するデータです。過去オーナーの履歴、Tesla Accountに紐づかない記録、Teslaが保存していない情報まで取得できると考えると、期待値がずれます。
車両データと安全イベント
条件: 関連付くトリガーを分ける
Customer Privacy Noticeは、Tesla車両が生成するデータを、vehicle data、diagnostic data、infotainment system data、AI dataの4カテゴリとして説明しています。車両データには、速度、オドメーター、車両コンポーネント信号、接続状態、バッテリー関連、充電履歴、ソフトウェアバージョン、安全関連データ、短い事故動画クリップ、SummonやSentryなどの機能に関わるデータが含まれ得ます。
一方で、Teslaは初期状態では、走行で生成される車両データを本人やアカウントに関連付けないと説明しています。関連付く条件として、サービスや修理、衝突・エアバッグ展開・自動緊急ブレーキなどの安全イベント、Roadside Assistance、ハードウェアまたはソフトウェア問題、ユーザーの同意などが挙げられています。
読み方としては、「Teslaが車両データを一切持たない」でも、「Teslaがいつでも個人の走行履歴を丸ごと見られる」でもありません。通常処理、匿名または非関連化、同意、サービス、重大イベントを分ける必要があります。
ファイル形式、7日期限、30日対応
注意点: 30日と7日は別の期限
取得リクエストで提供されるデータは、CSV、JSON、HTML、PDFなど、開きやすい形式で整理されると説明されています。車両データの場合、車両信号がファイル上部に並び、VINとタイムスタンプが左側の列に提供されるという説明もあります。
期限は2つあります。まず、リクエスト後、Teslaが本人確認とデータ整理を行い、準備ができたらメールで通知します。このプロセスは最大30日、または地域で定められた応答期間のうち短い方までかかる可能性があります。次に、データが準備されたあと、ダウンロードできる期間は7日です。7日を過ぎるとその場所から削除され、必要なら再リクエストになります。
この2つを混同しないでください。「30日」は準備までの目安で、「7日」は準備後に自分がダウンロードする期限です。長期保管が必要な場合は、ダウンロード後の保管方法、ファイル名、UTC時刻表記、表計算ソフトによる丸め表示にも注意が必要です。
カメラ録画はどこまでTeslaに渡るのか
カメラ関連は、保存場所、送信有無、アカウントやVINとの関連付け、Data Sharingの設定を分けて読むことが大切です。
Teslaのプライバシー情報で最も誤解されやすいのがカメラ録画です。Dashcam、Sentry Mode、Cabin Camera、Safety Event camera recordings、Fleet Learning、Live Cameraは、似た言葉に見えても扱いが違います。
| 機能・データ | 通常の扱い | Teslaへの共有 | 読者が見る場所 |
|---|---|---|---|
| Dashcam録画 | 車両またはUSB側で保存 | Teslaに共有されない | Dashcamアプリ、USB |
| Sentry Mode録画 | 駐車中の脅威検知と録画 | Teslaに送信されない | 車両、USB、Tesla app通知 |
| Cabin Camera | 車内で処理 | Data Sharing有効時などに限定 | Controls > Software > Data Sharing |
| Safety Event camera recordings | 重大イベント時の短い記録 | 安全イベント時に関連付く場合あり | データ取得、EDR関連確認 |
| Fleet Learning | 機能改善用 | 同意が必要、匿名扱いが基本 | Data Sharing設定 |
| Live Camera | 駐車中に周囲をリモート確認 | エンドツーエンド暗号化でTeslaはアクセス不可 | Tesla app、Premium Connectivity |
DashcamとSentry Mode
根拠: 通常録画は取得リクエストではなく保存先を見る
Vehicle Safety and Security Featuresでは、Sentry Modeは駐車して施錠された車両の周囲を監視し、疑わしい動きを検知した場合に脅威度に応じて反応する機能として説明されています。脅威が検出されるとカメラが録画を開始し、アラームが作動した場合はTesla appに通知されます。
Dashcamについては、適切にフォーマットされたUSBフラッシュドライブが必要です。Sentry ModeのFAQでも、2018年以降のモデルイヤー車両かつソフトウェア2020.48.5以降では、録画が車両内メモリに保存され、車両のタッチスクリーンから表示できると説明されています。一方、USBドライブなしでSentry Modeが類似の形で動作しても、イベント録画が利用できない場合があります。
要点はシンプルです。通常のDashcam/Sentry録画は、Teslaにデータ取得リクエストを出して待つ領域ではありません。自分の車両側、Dashcam Viewer、USBドライブ、車両の保存条件を確認する領域です。既存記事の<a href="https://tsla-watch.blog.mo-gmo.com/tsla-35-dashcam-web-viewer-encrypted-clips/">TeslaのDashcam Webビューアとは</a>では、暗号化クリップやWebビューア側の確認を別に整理しています。
Cabin CameraとSafety Event
条件: Data Sharingと重大イベントを分ける
Cabin CameraはModel S 2021年以降、Model 3、Model X 2021年以降、Model Y、Cybertruckに搭載されるとTeslaサポートが説明しています。対象車両では、ドライバーの不注意を判定し、アクティブセーフティ機能を高めるために使われます。
プライバシー面では、Cabin Cameraの画像や動画は、Data Sharingを有効にしない限り車両から出ず、Teslaを含む誰にも送信されないと説明されています。Data Sharingを有効にした場合でも、重大な安全リスクや衝突のような安全イベントが起きたとき、将来の安全機能やソフトウェア改善のために共有され得る、という整理です。
Safety Event camera recordingsは、Dashcam/Sentryの通常録画とは別に読むべきです。TeslaのFAQでは、重大な衝突、自動緊急ブレーキ、エアバッグ展開のようなSafety Critical Eventで、対応支援のためにカメラで記録される場合があると説明されています。そしてDashcamやSentry Modeの録画は、そのSafety Event recordingsには含まれないと明記されています。
Live Cameraと音声、Grok、Teslaアプリ
注意点: Tesla appとAIサービスの範囲を分ける
Live Cameraは、Sentry Modeと組み合わせて、駐車中の車両周辺をTesla appから確認する機能です。Teslaサポートは、Live Cameraがエンドツーエンド暗号化され、Teslaからアクセスできないこと、iOS/AndroidのTesla app 4.2.1以降とPremium Connectivityが必要であることを説明しています。車両側では、Live Camera accessを有効または無効にできます。
2026.20周辺では、Grokや「Hey Grok」も需要シグナルになっています。ただし、GrokはxAIのサービスやポリシーが関わる別領域です。Tesla側のプライバシー説明だけで、Grok会話、位置情報リマインダー、xAI側の処理を一括して断定するのは避けた方がよいでしょう。車両操作、Tesla app、第三者サービス、AIアシスタントは、データの責任範囲が分かれます。
2026.20のDashcam暗号化と今回の記事の関係
Not a Tesla AppやTeslascopeの2026.20情報は、読者がDashcam、USB、Teslaに送られるデータを気にする背景として読みます。
仕様や提供条件の判断は、Tesla公式サポート、Customer Privacy Notice、Vehicle Safety and Security Featuresに寄せます。
Teslaに請求できるデータ、DashcamやSentry Modeの通常録画、車両側設定、アカウント削除との違いを整理します。
Webビューア、復号、USB保存、対応バージョンの細かな操作は、Dashcam暗号化やWebビューアの記事で確認します。
更新トラッカーの情報は読者関心の手がかりとして有用ですが、プライバシー上の判断はTesla公式情報を基準に読みます。
Not a Tesla AppやTeslascopeでは、2026.20の機能としてDashcam Clip Encryptionが掲載されています。説明上は、USBに保存されるDashcamクリップがプライバシー保護のため暗号化され、車両、Dashcamアプリ、dashcam.tesla.comなどで復号に関わる操作が示されています。
本稿では、この情報を「需要シグナル」として扱います。つまり、読者がなぜ今Dashcam、USB、Teslaに送られるデータ、取得リクエストを気にしているのかを説明する背景です。公式根拠として採用するのは、Tesla公式サポート、Customer Privacy Notice、Vehicle Safety and Security Featuresです。
需要シグナルとして扱う
評価基準: 公式根拠としては使わない
更新トラッカーの情報は、車両内リリースノートを広く集約している点で便利です。読者の関心を知るには有用です。しかし、Tesla公式Webに掲載されていない車種別、地域別、バージョン別の詳細を、日本向けに断定する根拠として使うのは慎重であるべきです。
今回の検索意図は「2026.20の暗号化クリップをどう開くか」ではありません。それは既存のDashcam記事で扱う領域です。本稿の検索意図は、「Teslaに何を請求でき、Dashcam/Sentryの録画はどこで確認すべきか」です。
既存のDashcam記事と重複させない
確認項目: 本稿はデータ取得と共有範囲に絞る
暗号化クリップ、Dashcam Webビューア、USBを抜く前の注意、対応バージョンの細部に寄せると、<a href="https://tsla-watch.blog.mo-gmo.com/tsla-35-dashcam-web-viewer-encrypted-clips/">Dashcam Webビューア記事</a>と重複します。Parental Controlsや2026.20全体の話題は、<a href="https://tsla-watch.blog.mo-gmo.com/tsla-22-parental-controls-dashcam-privacy-202620/">Tesla 2026.20で話題のペアレンタルコントロールとダッシュカム</a>で読む方が自然です。
この記事では、暗号化の有無よりも前に、録画がTeslaに共有されるのか、Teslaが復号できるのか、標準のデータ取得リクエストに含まれるのかを分けます。ここを先に押さえると、Dashcam暗号化のニュースを読んだときにも、確認先を間違えにくくなります。
読者の誤解をほどく一文
注意点: カメラという言葉を一括りにしない
「暗号化されたからTeslaに送られない」とだけ言い切ると、重要な条件が抜けます。Tesla公式資料では、Dashcam/Sentryの通常録画がTeslaに共有されないこと、Cabin CameraやFleet LearningにはData Sharingの同意が関わること、Safety Eventでは短いカメラ記録や車両データが関連付く場合があることが、別々に説明されています。
同じ「カメラ」でも、保存場所、処理場所、同意、イベント発生、暗号化、アカウント関連付けが違います。記事やSNSで一文だけを切り取るより、公式表の行を分けて読む方が安全です。
日本の読者が実際に確認する順番
- 11. 目的を決める
見たいものがアカウント情報、車両使用情報、録画、削除のどれかを最初に分けます。
- 22. 取得リクエストを選ぶ
アカウント関連データなら、TeslaのData Privacy Requestで「Obtain a Copy of My Data」を選びます。
- 33. Data Sharingを確認する
車両側データ共有なら、ControlsまたはSoftware内のData Sharingを確認します。
- 44. 録画とUSBを確認する
DashcamやSentry録画なら、車両、Dashcam Viewer、USBドライブを確認します。
- 55. 外部アプリ権限を読む
第三者アプリやFleet APIなら、Tesla外部のアプリ権限とプライバシーポリシーも確認します。
- 66. 削除前に保存する
アカウント削除は、書類、領収書、サービス履歴、残高、予約を確認してから判断します。
録画を見たいだけなら、Teslaへのデータ請求ではなく車両とUSBの確認へ進むのが基本です。
日本のTeslaオーナー、購入検討者、フリート担当者がこのテーマを確認するときは、法律論を先に広げるよりも、目的から逆算した方が早いです。以下の順番で見ると、誤った手続きに進みにくくなります。
- 見たいものがアカウント情報、車両使用情報、録画、削除のどれかを決める。
- アカウント関連データなら、TeslaのData Privacy Requestで「Obtain a Copy of My Data」を選ぶ。
- 車両側データ共有なら、ControlsまたはSoftware内のData Sharingを確認する。
- DashcamやSentry録画なら、車両、Dashcam Viewer、USBドライブを確認する。
- 第三者アプリやFleet APIなら、Tesla外部のアプリ権限とプライバシーポリシーも読む。
- アカウント削除は、書類、領収書、サービス履歴、残高、予約を確認してから判断する。
取得リクエスト前に目的を決める
確認項目: ほしいデータの種類を先に言語化する
まず、「自分がほしいもの」を言葉にします。サービス履歴ならデータ取得リクエストが候補になります。Dashcam動画なら、車両とUSBの確認です。Tesla appや第三者アプリの権限が心配なら、データ取得だけでは足りません。アカウント削除を検討しているなら、削除前に書類や領収書を保存する必要があります。
この目的整理を飛ばすと、待つべきではない申請を30日近く待ったり、消すべきではないアカウントを先に削除したりするリスクが出ます。
車両側のData Sharingを確認する
条件: 設定名と共有範囲を同時に見る
Tesla公式資料では、Data Sharingは車両のタッチスクリーンから制御できる設定として説明されています。Cabin Camera Analytics、Road Segment Data Analytics、Live Camera accessなど、目的ごとに確認する場所が異なります。日本語UIの表記は車両、地域、ソフトウェアバージョンで変わる可能性があるため、英語表記も手元に置いて確認するのが無難です。
ここで見るべきなのは、オンかオフかだけではありません。どのデータが車両内で処理され、どのデータが匿名または非関連で共有され、どのイベント時にVINやアカウントと関連付く可能性があるのかです。Teslaの説明では、この境界がかなり丁寧に分けられています。
USB、録画、第三者アプリ権限を切り分ける
注意点: 原本保全と外部アプリ権限は別問題
DashcamやSentry Modeの録画を確認する場合、USBドライブの扱いが重要です。適切にフォーマットされたUSBが必要で、Sentry Mode録画が利用できるかどうかも保存条件に左右されます。事故やトラブル確認で使う可能性がある場合は、フォーマットや上書きの前に、原本保全とバックアップを優先してください。
第三者アプリは別問題です。Tesla公式アプリと、外部アプリ、Fleet API、仮想キー、認可スコープは同じではありません。第三者アプリに付与した権限が心配なら、<a href="https://tsla-watch.blog.mo-gmo.com/tsla-23-fleet-api-third-party-app-permissions/">Tesla Fleet APIとサードパーティアプリの確認方法</a>で、スコープやアプリ側ポリシーを別に確認する必要があります。
取得できなかった時の読み方
車両内やUSB側で処理されるデータは、Teslaの標準リクエストで返らない場合があります。
個人やTesla Accountに関連付かないデータは、初期状態で取得対象として扱われないことがあります。
エンドツーエンド暗号化のため、Teslaが標準提供できない場合があります。
顧客フィードバック、サポートメールやチャット、エネルギー関連など、一部は標準の取得対象に含まれない場合があります。
すでにサーバー上に残っていないデータは、取得リクエストの結果に含まれない可能性があります。
空の結果や少ない結果は、それだけでエラーとは限りません。削除を選ぶ前に、必要な取得と保存を先に終えます。
データ取得リクエストの結果が少なかったり、期待した録画が返ってこなかったりしても、それだけでエラーとは限りません。Teslaは、データが提供されない理由を複数挙げています。
| 返ってこない理由 | 読み方 |
|---|---|
| 個人やTesla Accountに関連付いていない | 初期状態でアカウント非関連として扱われるデータがある |
| Teslaが復号できない | エンドツーエンド暗号化のため標準提供できない場合がある |
| Teslaが保存していない | 車両内やUSB側で処理されるデータがある |
| 標準リクエスト対象外 | 顧客フィードバック、サポートメール/チャット、エネルギー関連など一部は含まれない場合がある |
| 保持期間が短い | すでにサーバー上に残っていない可能性がある |
空の結果や少ない結果はエラーとは限らない
根拠: 返ってこない理由は複数ある
Tesla公式FAQでは、リクエストが期待した結果を返さない場合でも、それは想定されると説明されています。理由は、納車時点から、走行で生成される車両データが本人やアカウントにデフォルトで関連付けられないためです。
車両データがアカウントやVINに関連付くには、衝突やエアバッグ展開のような安全イベント、サービスや修理予約、ハードウェアまたはソフトウェア問題、ユーザーの同意など、特定の条件が必要になる場合があります。少ない結果は、Teslaが何かを隠している証拠ではなく、そもそも関連付けや保存の条件が満たされていない可能性があります。
サポートに追加データを期待しすぎない
注意点: 修理相談とデータ取得を分ける
Teslaは、データ取得リクエストで提供されるデータセットをCustomer SupportやServiceチームが修正したり、追加情報を提供したりすることはできないと説明しています。サービスや修理の相談は、データ取得とは別のサポート導線です。
例えば、車両の不具合や修理予約の相談なら、<a href="https://tsla-watch.blog.mo-gmo.com/tsla-32-tesla-app-support-service-roadside-japan/">Teslaアプリの公式サポート導線を読む</a>が近い入口です。データ確認、修理相談、Dashcam録画の原本保全、アカウント削除は、同じTesla体験の中にあっても別の作業として分けてください。
削除する前に取得と保存を終える
評価基準: 削除は最後に判断する
アカウント削除は、プライバシーを守るための選択肢のひとつです。ただし、削除後はサインインできず、関連サービスや書類にアクセスできなくなります。Teslaは、削除前に書類、明細、領収書をダウンロードするよう注意しています。
削除で解決したい問題が「自分のデータを知りたい」なら、先に取得リクエストです。問題が「Dashcam動画を確認したい」なら、車両とUSBです。問題が「第三者アプリの権限が心配」なら、アプリ連携とスコープ確認です。削除は最後に判断する操作であり、軽い設定変更ではありません。
次に読むなら
参照した主な情報源
- Tesla Support, Obtain a Copy of the Data Associated With Your Tesla Account: https://www.tesla.com/support/privacy
- Tesla, Customer Privacy Notice: https://www.tesla.com/legal/privacy
- Tesla Support, Vehicle Safety and Security Features: https://www.tesla.com/support/vehicle-safety-security-features
- Tesla, Privacy: https://www.tesla.com/privacy
- Not a Tesla App, Update 2026.20 Release Notes: https://www.notateslaapp.com/software-updates/version/2026.20/release-notes
- Teslascope, 2026.20 Tesla Software Update: https://teslascope.com/software/2026.20
需要シグナルとして参照したNot a Tesla AppとTeslascopeは、Dashcam Clip EncryptionやGrok周辺の読者関心を確認するために使いました。仕様や提供条件の根拠は、Tesla公式サポートとプライバシー関連ページで確認しています。確認日: 2026年6月17日。
更新履歴
- 2026年6月17日: Tesla公式サポート、Customer Privacy Notice、Vehicle Safety and Security Features、Privacyページを確認し、初版を作成しました。
