3行まとめ
このテーマをもう少し広げて見るなら、Tesla Cybertruck 18インチスチールホイールリコールの読み方:26V255、173台、VIN確認と無償修理 と 2026年6月 重要トピックまとめ も合わせて確認してください。25V690と同じく、米国リコール情報をVIN確認、対象範囲、無償修理に分けて読む例として比較できます。
年式や製造期間だけで決めず、VIN検索とTeslaアプリの表示で確認する
対象コンタクタが開くと、走行中に駆動力を失う可能性がある
対象車ではバッテリーパックコンタクタ交換が無償修理として示されている
25V690は米国リコール情報であり、自分の車両の判断はVIN単位の公式確認に戻すことが重要です。
米NHTSAの25V690は、特定のModel 3/Yでバッテリーパックコンタクタが開き、走行中に駆動力を失う可能性があるとして届け出られたリコールです。
ただし対象判断は、年式や製造期間だけでは終わりません。Tesla公式はVIN検索での確認を案内しており、日本オーナーは日本版のTesla VINリコール検索とTeslaアプリの表示を優先して確認するのが安全です。
今回のリコールは、OTA更新だけで完了するタイプではなく、対象車ではコンタクタ交換が無償修理として示されています。中古車や在庫車を確認する場合も、販売説明より先にVIN単位の未完了リコール確認を置いてください。
まずはVINで確認する。年式だけで決めない
- 1VIN検索
Tesla VIN Recall SearchやNHTSA VIN Recall Searchで車両単位の対象有無を見る
- 2Teslaアプリ
所有車両に表示されるリコール案内やサービス通知を確認する
- 3予約または対象外確認
対象ならサービス予約へ進み、表示がない場合も公式検索結果を保管しておく
同じ年式に見えても、対象部品、製造期間、登録国、VIN単位の判定で結果が変わる可能性があります。
このリコールで最初に見るべきなのは、対象台数の大きさでも、海外メディアの見出しでもありません。自分の車両が対象かどうかを、公式の検索導線で確かめることです。
米国のNHTSA資料には、Model 3とModel Yの年式、製造期間、潜在対象台数が書かれています。とはいえ、そこに近い年式の車に乗っているだけで「対象」とは判断できません。Tesla公式ページも、Tesla VIN Recall SearchまたはNHTSA VIN Recall Searchで対象確認する流れを案内しています。
日本で乗っている読者にとっては、ここがいちばん混乱しやすいところです。NHTSA 25V690は米国の安全リコール情報として確認できる資料です。一方、日本で自分の車が対象かを見るなら、Tesla Japanのリコール関連情報、日本版のTesla VINリコール検索、Teslaアプリの表示に戻る必要があります。
25V690は何のリコールか
25V690は、Model 3/Yのバッテリーパックコンタクタに関するリコールです。
コンタクタは、駆動用バッテリーと車両側の電力経路をつなぐ高電圧系の部品です。NHTSAのPart 573 Safety Recall Reportでは、対象車に搭載された特定のバッテリーパックコンタクタが、コイル終端接続の不良によって突然開く可能性があると説明されています。その結果、走行中に駆動力を失う可能性がある、というのが今回の読みどころです。
ここで話を広げすぎないことも大事です。一次情報で確認できるのは、特定部品の接続不良、駆動力喪失の可能性、無償修理としてのコンタクタ交換です。バッテリー全体の欠陥、火災リスク、すべてのModel 3/Yへの影響といった話までは、この資料からは言えません。
根拠として見る資料
本記事で事実確認に使った主な一次情報は、Tesla公式のModel 3/Y Battery Pack Contactor Recallページ、Tesla Japanのリコール関連情報、Tesla VIN Recall Search Japan、NHTSAの25V690 Part 573 Safety Recall Report、NHTSAのacknowledgement letterです。
専門メディアやコミュニティ投稿は、読者がこの話題を気にしている需要シグナルとしては参考になります。ただし、対象範囲、件数、原因、修理内容、予約手順の根拠には使いません。リコールは、最後に公的資料とメーカー公式ページへ戻す話です。
読者が最初にやること
確認は、次の順で進めると迷いにくくなります。
- 車両のVINを確認する。
- Tesla VINリコール検索で未完了リコールを調べる。
- Teslaアプリでサービス通知や予約導線を見る。
- 米国車両や米国情報を確認したい場合は、NHTSA VIN Recall Searchも補助的に使う。
日本でTeslaに乗っている場合、NHTSA資料の製造期間に近いからといって、そのまま日本仕様の対象と決めるのは避けたいところです。輸入時期、登録国、仕様、実際に搭載された部品、VIN単位の判定が絡むためです。
中古車を見ている読者も同じです。販売店や個人売買の説明だけで「リコールなし」と受け取らず、購入前にVINで未完了リコールを確認してください。Tesla車はソフトウェア更新で対応できるリコールもありますが、今回の25V690は部品交換の文脈で読む必要があります。
注意点
VINは車両を識別できる情報です。SNSやコメント欄にVIN全体が写ったスクリーンショットを載せる必要はありません。確認結果を誰かに相談する場合でも、VINや登録情報が見えないようにしてください。
対象年式、製造期間、台数を一次情報で見る
台数は規模感を見る材料であり、自分の車両が対象かどうかを台数や年式だけで判断しないことが大切です。
NHTSAの25V690資料では、潜在対象台数は12,963台とされています。内訳は、2026年式Model Yが7,925台、2025年式Model 3が5,038台です。推定不具合率は1%と記載されています。
この数字は、リコールの規模感を見るには役立ちます。ただし、読者の行動を決める数字ではありません。台数が多いから自分の車も対象、台数が比較的小さいから心配しなくてよい、という読み方はどちらも危うくなります。
| 資料 | Model 3 | Model Y | 製造期間 | 潜在対象台数 | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| NHTSA Part 573 Safety Recall Report 25V690 | MY2025 | MY2026 | Model 3は2025年3月8日から2025年8月12日、Model Yは2025年3月15日から2025年8月15日 | 合計12,963台 | 特定のInTiCaソレノイドを含むバッテリーパックコンタクタ装着車が対象 |
| NHTSA acknowledgement letter | 2025 Model 3 | 2026 Model Y | 期間の詳細はPart 573側で確認 | 12,963台 | NHTSA Campaign Numberは25V690、Tesla側番号はSB-25-16-005 |
| Tesla公式リコールページ | 2025年式Model 3 | 2026年式Model Y | Tesla公式ページでも同じ製造期間を案内 | VIN検索で確認 | 所有者向けにはVIN検索、無償修理、Teslaアプリ予約を案内 |
NHTSA Part 573で確認する対象範囲
NHTSAのPart 573 Safety Recall Reportでは、Teslaの届出日は2025年10月10日、NHTSA Recall No.は25V690、Tesla側のManufacturer Recall No.はSB-25-16-005です。
対象として示されているのは、2025年3月8日から2025年8月12日に製造された2025年式Model 3と、2025年3月15日から2025年8月15日に製造された2026年式Model Yです。どちらも、特定のバッテリーパックコンタクタを搭載していることが条件として書かれています。
ここで注意したいのは、年式と製造期間だけが条件ではないことです。資料は「その期間の全車」とは読ませていません。特定の部品を搭載した車両がリコール人口として定義されています。
条件を読み違えない
Model 3とModel Yの対象期間は似ていますが、同じではありません。Model 3は2025年式、Model Yは2026年式です。台数も別です。
数字を記事やメモに写すときは、Model 3の5,038台とModel Yの7,925台を入れ替えないようにしてください。合計12,963台だけを覚えるより、どの車種、どの年式、どの製造期間の話かをセットで見るほうが実用的です。
Tesla公式ページで確認する所有者向け表現
Tesla公式のリコールページでは、対象確認にTesla VIN Recall SearchとNHTSA VIN Recall Searchを使えると案内されています。修理については、対象コンタクタを認証済みコンタクタに交換する内容で、顧客負担はなし、作業時間はおおむね1時間とされています。
所有者向けページの価値は、NHTSA資料よりも行動に近いところです。何が起きる可能性があるのか、対象確認はどこで行うのか、修理はどう予約するのかがまとまっています。
一方、NHTSA資料の価値は、届出番号、対象台数、部品、原因、経緯、通知予定のような、公的記録としての詳細です。実際の記事や購入前チェックでは、この2つを役割分担して読むのがいちばん確実です。
公開前に再確認したい項目
リコール情報は更新されることがあります。この記事では2026年6月7日時点で確認した内容をもとにしていますが、実際に予約する読者は、Tesla公式ページで対象年式、製造期間、修理時間、予約カテゴリ、アプリに入力する文言を再確認してください。
何が起きる可能性があるのか
対象のバッテリーパックコンタクタがDrive状態で突然開く可能性がある
アクセルペダルで車両にトルクをかけられなくなる可能性がある
対象の可能性がある場合は、VIN検索とTeslaアプリ確認からサービス案内へ戻る
安全リスクは過小評価も過大表現も避け、公式資料で示された範囲を確認手順に落とし込むのが現実的です。
今回の安全リスクは、走行中に駆動力を失う可能性です。
NHTSAのPart 573資料では、対象のバッテリーパックコンタクタが突然開く可能性があり、その場合、運転者はアクセルペダルで車両にトルクをかけられなくなると説明されています。つまり、アクセルを踏んでも駆動力を要求できない状態になり得る、という読み方です。
Tesla公式ページも同じ方向の説明をしています。もし片方または両方のコンタクタがDrive状態で開くと、アクセルペダルによるトルク付与ができなくなり、駆動力喪失につながる可能性がある、という整理です。
コンタクタが開くと何が問題か
EVでは、駆動用バッテリーの電力を安全に車両側へつなぐ部品が重要です。コンタクタは、その接続を担う部品の一つです。今回の資料では、コンタクタのコイル終端接続が弱く、特定部品で不具合が起きる可能性が問題になっています。
運転者に見える影響としては、駆動力を失う可能性が中心です。警告灯や表示が先に出て、十分な余裕をもって整備に持ち込める類型とは限りません。NHTSA資料では、駆動力喪失の前に警告は出ないものの、発生時には車両UI上で安全に路肩へ寄せるよう促す表示が出る旨が説明されています。
根拠として見るべき行
NHTSA資料では、不具合の説明、安全リスク、警告の有無、部品メーカー、関連コンポーネント、発生経緯が分かれています。読者が最初に見るなら、不具合説明、安全リスク、修理内容の3つで足ります。
細かなサプライヤー名や部品番号は、部品の特定には重要ですが、オーナーが自分で分解確認するための情報ではありません。Tesla車の高電圧部品に関わるため、非公式な点検やDIY修理に結びつけないでください。
警告と走行中の受け止め方
このリコールを読んで不安になる読者もいるはずです。大事なのは、公式資料にない強い言い方を足さず、確認と予約に戻ることです。
NHTSA資料では、2025年10月7日時点で、Teslaはこの状態に関連する衝突、負傷、死亡を把握していないとしています。また、同じ資料では36件の保証請求と26件のフィールドレポートが関連情報として示されています。これは時点付きの情報なので、現在の全状況を保証する表現としては使えません。
運転中に異常表示が出た場合は、車両の指示に従い、安全な場所に停車することが基本です。ただし、この記事は運転操作のマニュアルではありません。対象の可能性があるなら、VIN検索とTeslaアプリで確認し、必要ならサービス予約に進む、という実務に戻してください。
注意点
「今すぐ乗ってはいけない」「すべて危険」といった表現は、公式資料の範囲を超えます。NHTSA資料のConsumer Advisories欄には、一般にリコール資料で見かける「Do Not Drive」や「Park Outside」のような警告枠がありますが、本文で読者に強い行動制限を言うなら、その記述が明確に該当するかを必ず確認する必要があります。
この記事では、対象の可能性がある車両は公式のVIN検索とTeslaアプリで確認する、という案内に絞ります。
修理内容とTeslaアプリでの予約手順
- 1対象確認
VIN検索やTeslaアプリの表示で、リコール対象かどうかを確認する
- 2Service
TeslaアプリでServiceを開き、Request Serviceへ進む
- 3Other
Other、Something Elseを選び、Describe Concernで25V690に関する相談内容を書く
- 4コンタクタ交換
対象コンタクタを交換する修理として案内され、顧客負担はないとされている
表示やカテゴリ名は地域やアプリの状態で変わる可能性があるため、実際の予約ではTeslaアプリの最新表示を優先してください。
Tesla公式ページでは、修理は対象コンタクタを交換するものとして説明されています。顧客への費用負担はなく、作業時間はおおむね1時間とされています。
NHTSAのPart 573資料では、交換後のコンタクタは問題のあるInTiCaソレノイドを含まず、コイル終端接続を維持するものとして説明されています。製造側では、疑いのあるコンタクタの固定バッチは2025年8月15日までにTesla車両へ組み込まれ、最後の疑い部品も同日に消費されたとされています。
修理は何を交換するのか
修理の中心は、バッテリーパックコンタクタの交換です。
オーナーにとって重要なのは、部品の詳しい構造よりも、対象ならサービス対応が必要なこと、修理費用は無償とされていること、作業時間の目安があることです。OTAだけで完了するリコールではないため、Teslaアプリからのサービス予約や公式案内の確認が主な行動になります。
比較すると、後方カメラ遅延のOTAリコール確認方法では、対象ソフトウェアとOTA更新状況の確認が中心でした。25V690では、ソフトウェアバージョン確認だけで完了と考えないほうがよいです。
評価基準
読者が見るべき評価軸は、対象か、予約が必要か、費用がかかるか、どれくらい時間を見込むかです。今回の一次情報では、対象確認はVIN検索、修理は無償、作業目安はおおむね1時間、予約はTeslaアプリという順に整理できます。
Teslaアプリで予約する流れ
Tesla公式ページでは、Teslaアプリでサービス予約を行う手順が示されています。英語ページでは、Service、Request Service、Other、Something Elseを選び、Describe Concern欄に「Open Recall Repair – Battery Pack Contactors」と入力する流れです。
日本語アプリでは表示名が異なる可能性があります。そのため、この記事では英語ページの項目名を勝手に日本語UIとして断定しません。日本のアプリで表示が違う場合は、リコール関連のサービス予約、その他の項目、説明欄へのリコール修理希望の記入という考え方で、Tesla公式案内とアプリ表示を照らし合わせてください。
確認項目
予約前に確認したいのは、VIN検索で未完了リコールが出ているか、Teslaアプリにサービス通知や予約導線が出ているか、公式ページの予約手順に変更がないか、サービスセンターから追加案内が来ていないかの4点です。
もし中古車購入前にこのリコールを見つけた場合は、納車前に修理完了状況を確認し、完了証跡やTeslaアプリ上の状態を販売側に確認してください。口頭で「問題ない」と言われた場合でも、VIN単位の確認を省略しないほうが安心です。
日本オーナーが見るべき場所
リコール対象車の無償修理や確認導線に関する案内を見る
日本向けのTesla VINリコール検索で車両単位の表示を確認する
所有車両に届くサービス案内や予約導線を確認する
表示内容に不明点がある場合は、アプリや公式窓口で確認する
米国の製造期間に近い車両でも、日本で対象か対象外かは日本版VIN検索とTeslaアプリの表示で確認します。
日本オーナー向けの結論は、米国資料の対象範囲をそのまま日本の対象判定にしないことです。
Tesla Japanのリコール関連情報ページには、リコール対象となったTesla車両は走行距離や年数に関わらず無償で修理を受けられる旨と、対象確認への導線があります。また、日本版のTesla VINリコール検索ページも用意されています。
一方、2026年6月7日時点で本記事が確認した範囲では、Tesla Japanの日本語リコール一覧に25V690の個別日本語ページは見当たりませんでした。これは、日本で対象がないと断定する根拠にも、日本でも対象だと断定する根拠にもなりません。だからこそ、VIN検索とTeslaアプリで個別確認する順番が大事です。
Tesla Japanのリコール関連情報
Tesla Japanのリコール関連情報ページは、日本の読者にとって入口になります。ここには、リコール対象なら無償修理を受けられること、車両が対象かどうかを確認できることが示されています。
このページは、個別リコールの詳細をすべて網羅するというより、リコール確認のハブとして読むのが自然です。日本で乗っているTeslaについては、まずこのページと日本版VIN検索に戻るのがよいでしょう。
条件
米国のNHTSA資料は、米国リコールの公的記録です。日本の保安基準やリコール届出とは別の制度です。したがって、米国資料に書かれた対象期間だけで、日本仕様車の対象有無、案内時期、修理体制を断定しないでください。
日本版VIN検索で確認する意味
日本版のTesla VINリコール検索では、17桁のVINを入力して未完了の安全リコール情報を確認できます。Teslaアプリでも、サービス予約、見積もり確認、サービス履歴確認の導線が用意されています。
VIN検索で対象外と表示された場合でも、表示の更新タイミングや地域差が気になる場合は、Teslaアプリからサービスへ相談するのが現実的です。逆に、対象と表示された場合は、この記事の表や解説よりも、Teslaアプリ上の案内を優先してください。
注意点
リコール検索は、ニュースの真偽確認ではなく、自分の車両の状態確認です。誰かのSNS投稿で同じ年式が対象だったとしても、自分の車が同じとは限りません。VINを使った確認を、最後の判断軸に置きましょう。
OTAリコールやFSD安全性記事との違い
安全関連の話題は単純な優劣ではなく、何を確認し、どの行動に進む情報かで読み分けます。
Teslaの安全関連ニュースは、同じ「リコール」「NHTSA」「安全性」という言葉でまとまりがちです。しかし、読者の行動はトピックごとに変わります。
| 話題 | 確認先 | 対応方法の中心 | 読者の行動 |
|---|---|---|---|
| 25V690バッテリーパックコンタクタ | Tesla公式リコールページ、NHTSA Part 573、VIN検索 | 対象部品の交換 | VIN確認、Teslaアプリ予約、サービス案内確認 |
| 後方カメラ遅延のOTAリコール | Tesla公式リコールページ、NHTSA資料、ソフトウェア更新情報 | OTAによる修正確認 | 対象ソフトウェア、更新完了、VIN検索を確認 |
| FSD安全性レポートやNHTSA調査 | Tesla公式安全性情報、NHTSA資料、FSDサポート | 調査や利用条件の整理 | 提供地域、機能条件、監視義務、調査対象を分けて読む |
OTAで終わるリコールとの違い
Teslaのリコールには、ソフトウェア更新で対応できるものがあります。たとえば後方カメラ遅延のように、対象ソフトウェアと更新状態を見ることが重要なケースです。
25V690を同じ流れで読むと、見落としが出ます。Tesla公式ページとNHTSA資料のどちらでも、対象コンタクタの交換が修理内容として示されています。つまり、車両ソフトウェアが最新だから安心、と短絡しないほうがよいリコールです。
NHTSA文書や安全情報の読み方を詳しく見たい場合は、FSD安全性レポートの記事も合わせて読むと、同じNHTSAでも「リコール」「調査」「メーカーの安全性説明」が違う資料だと分かりやすくなります。
読み分けの基準
読者にとって大事なのは、「これはOTA確認で済む話か、サービス予約が必要な話か」を見分けることです。NHTSAという共通語だけでFSD、カメラ、コンタクタを混ぜてしまうと、確認先も行動もずれます。今回の主役は、Model 3/Yの部品交換型リコールです。
FSDやソフトウェア安全性の話題と混同しない
FSD、Autopilot、Robotaxiの安全性は、Tesla Watch Japanでも継続して追うべきテーマです。ただし、25V690は自動運転機能の挙動やソフトウェア更新の話ではありません。バッテリーパックコンタクタという部品と、対象車の修理予約が中心です。
投資家向けの見方としては、リコール費用やブランドへの影響を考えたくなるかもしれません。しかし、本記事では株価や決算への影響は主役にしません。読者が今日確認すべきことは、対象車か、未完了リコールがあるか、予約が必要かです。
評価基準
安全関連の記事では、強い言い方ほど目立ちます。ただ、目立つ表現よりも、確認先と行動を間違えないことのほうが役に立ちます。今回の評価基準は、VIN確認、公式資料、Teslaアプリ、サービス予約の4つに戻せるかどうかです。
購入検討者と中古車確認で見るポイント
- 1VINを確認
在庫車、認定中古車、一般中古車、個人売買のいずれでもVINを確認する
- 2未完了リコールを検索
販売説明だけで終わらせず、TeslaやNHTSAの検索結果を見る
- 3修理記録を確認
修理済みと説明された場合も、記録や表示で確認する
- 4購入判断へ進む
未完了リコールの扱いと納車前対応を確認してから条件を比較する
販売説明は判断材料の一つですが、リコール確認はVIN検索と記録で閉じるほうが確実です。
このリコールは、すでにTeslaに乗っている人だけでなく、中古車や在庫車を見ている人にも関係します。
特に2025年式Model 3、2026年式Model Yを米国情報で見かけた場合、車両価格や走行距離の前に、未完了リコールの確認を入れてください。Tesla公式の在庫車、認定中古車、一般中古車、個人売買のどれであっても、確認の軸はVINです。
販売説明より先にVINを見る
中古車では、「リコール対象ではない」「修理済み」と説明されることがあります。その説明自体を疑う必要はありませんが、最終確認はVIN検索と記録で行うほうが確実です。
未完了リコールが表示された場合、購入前に販売側へ修理予約の可否、納車前対応の有無、修理後の表示更新タイミングを確認してください。Teslaアプリやサービス履歴にアクセスできない段階では、販売側が出せる証跡を見ることになります。
確認項目
見るべき項目は、VIN、年式、製造国や輸入経路、未完了リコールの有無、サービス履歴、納車前に修理が済むかです。米国で対象になった期間に近いからといって、日本の車両が自動的に対象とは限りませんが、購入前のチェック項目としては十分に重要です。
日本でのサービス相談はアプリを起点にする
Teslaのサービスは、アプリを起点にした予約や相談が基本です。リコール検索で対象表示が出た場合、自己判断で部品を探したり、非公式工場で高電圧部品の点検を依頼したりするのではなく、Teslaアプリのサービス導線を使ってください。
高電圧部品に関するリコールは、一般的な消耗品交換とは違います。安全のためにも、公式の修理手順に乗せることが前提です。
注意点
VIN検索やアプリ表示に不明点がある場合は、スクリーンショットの個人情報を伏せたうえでTeslaサービスに相談するのがよいでしょう。オンライン上で第三者にVINや登録情報を公開する必要はありません。
まとめ、25V690は「対象かどうか」を公式導線で閉じる
NHTSA資料の年式、製造期間、潜在対象台数、対象部品を確認する
自分の車両が対象かどうかは、年式だけでなくVIN検索とTeslaアプリで確認する
対象ならTesla公式のサービス案内に沿って予約を進める
日本オーナーは日本版VIN検索とTesla Japanのリコール関連情報を優先する
25V690は、米国資料の条件を理解したうえで、最終的には公式のVIN確認とTeslaアプリ表示で判断するリコール情報です。
25V690は、Tesla Model 3/Yのバッテリーパックコンタクタに関する米国リコール情報です。NHTSA資料では、潜在対象台数12,963台、2025年式Model 3と2026年式Model Y、特定の製造期間、特定コンタクタという条件が示されています。
しかし、読者の実務はそこから始まります。自分の車両が対象かどうかは、年式や製造期間だけでは決めず、VIN検索とTeslaアプリで確認する。対象なら、Tesla公式の案内に沿ってサービス予約を進める。日本オーナーは、米国資料と日本の対象判定を混ぜず、日本版VIN検索とTesla Japanのリコール関連情報を優先する。
Tesla Watch JapanはTeslaおよび関係会社とは非提携です。本記事は、公式資料の確認順を整理するためのもので、投資助言でも、修理作業の手順書でもありません。リコール対象の可能性がある場合は、必ずTesla公式のVIN検索、Teslaアプリ、Teslaサービスの案内を確認してください。
次に読むなら
参照した主な情報源
- Tesla Support, Model 3/Y Battery Pack Contactor Recall(確認日:2026年6月7日)
https://www.tesla.com/support/recall-battery-pack-contactor
- Tesla Japan, リコール関連情報(確認日:2026年6月7日)
https://www.tesla.com/ja_jp/support/annual-and-recall-service
- Tesla VIN Recall Search Japan(確認日:2026年6月7日)
https://service.tesla.com/ja-JP/vin-recall-search
- NHTSA, Part 573 Safety Recall Report 25V690(確認日:2026年6月7日)
https://static.nhtsa.gov/odi/rcl/2025/RCLRPT-25V690-9693.pdf
- NHTSA, acknowledgement letter for 25V690(確認日:2026年6月7日)
https://static.nhtsa.gov/odi/rcl/2025/RCAK-25V690-9939.pdf
